セルフホワイトニングと医療ホワイトニングは何が違う?
2024.04.15更新
こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。
今回は、歯科医院で行う医療ホワイトニングと、サロンなどで行われるセルフホワイトニングの違いについてご紹介します。近年は手軽にホワイトニングを試せるサロンも増えているようですが、歯科医院での医療ホワイトニングとは何が違うのでしょうか。
ホワイトニングが人気なのはなぜ?
コロナ禍でのマスク生活も終わりを迎え、口元の印象が気になるという方も増えてきました。実は顔の印象を大きく左右するポイントに、口元が大きな影響を与えているということをご存じでしょうか?特に、歯並びが整っているか、歯の色が黄ばんでいないかということが口元の印象を良くするために非常に重要になっているようです。歯並びを整えるには歯列矯正の治療などが必要になりますが、歯の黄ばみを改善して色を白くするにはホワイトニングの処置が有効です。歯を白くすることには、以下のようなメリットが挙げられます。
〇見た目のコンプレックスが解消され、自信がつく
歯の色を白くすることで見た目のコンプレックスが解消され、笑顔に自信がもてるようになります。また、周囲からの印象だけでなく、患者さんご自身のメンタルも明るく前向きになったという方がたくさんいらっしゃいます。
〇肌や歯並びが綺麗に見える
歯が白いとレフ版のように多くの光を反射します。歯が白いことで肌の色も明るく透明感が増して見えます。また、歯が白いと歯並びの凹凸が目立ちにくくなり、歯並びもよく見えるともいわれています。
〇若々しく健康的に見える
歯の白さは若さや清潔感の象徴とも捉えられており、実際の年齢よりも若く見えるポイントにも挙げられます。実際にイギリスで行われた調査では、歯が白い人はそうでない人に比べて平均で5歳若く見られたという結果も出ています。
〇歯の健康に対する意識が高くなる
白い歯を保つためには、定期的なメンテナンスや毎日の丁寧なセルフケアが非常に大切です。歯を白くすることで歯の健康に対する意識も高まり、歯の寿命を延ばすことに繋がるでしょう。
これらのことから近年ホワイトニングの需要が急増しており、気軽にホワイトニングを試せるような「ホワイトニングサロン」もよく目にするようになりました。では、これらのホワイトニングサロンでのセルフホワイトニングと、歯科医院で受けるホワイトニングでは何が違うのでしょうか?
医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違い
セルフホワイトニングは手軽に試せるというメリットがある反面、「しみる」「思うように白くならない」などのお悩みも多いようです。医療ホワイトニングとの違いをご紹介します。
〇得られる効果が違う
セルフホワイトニングでも歯の着色や表面のくすみを改善することはできますが、歯そのものの色を白くすることはできません。これは後ほどご紹介するように薬剤の違いに起因します。一方、医療ホワイトニングであれば歯そのものを根本的に白くすることができます。医療機関では漂白成分を含む薬剤を使用できるため、効率よくご希望の白さを目指せます。
〇処置を行う人が違う
多くのホワイトニングサロンのスタッフは歯科医師や歯科衛生士などの国家資格をもっておらず、患者さんのお口の中に触れることは違法となります。そのため、患者さんご自身でホワイトニングの処置を行っていただくことになります。一方歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士が患者さんのお口の中の状態を確認した上でホワイトニングの処置を行います。ホワイトニングの処置の前にはむし歯や歯周病のチェック、お口の中全体のクリーニングなども行ってもらえるので、歯やお口の健康を維持することのモチベーションにも繋がります。さらに、クリーニングを行ってからホワイトニングの処置をすることで、ホワイトニング効果も上昇します。
〇処置に使う薬剤や機械が違う
歯科医院で行われるホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった歯を漂白する成分が含まれる薬剤を使用することができます。これらの薬剤は医薬品に分類されるため、ホワイトニングサロンでは取り扱いができません。ホワイトニングサロンでは主に重曹、炭酸カルシウム、ポリリン酸など資格がない人でも取り扱える薬剤が多く用いられています。
また、ホワイトニングの際に照射する光も異なります。セルフホワイトニングではLEDを照射することで歯を白くしていきますが、医療ホワイトニングではハロゲンライトやレーザーなどの医療機器で光照射を行います。
〇処置にかかる費用が違う
ホワイトニングサロンのほうが費用は抑えられるため、気軽に試してみようという方は多いかもしれません。しかし、歯をもともとの色よりも白くしたい方や、良い仕上がりを得たい方には、多少費用がかかったとしても歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。
当院におけるホワイトニングの特徴
当院には日本審美歯科学会が認定する「ホワイトニングコーディネーター」の資格をもつ歯科衛生士が在籍しています。この資格は、ホワイトニングに関する正しい知識と技術を取得している人に与えられるものです。より高い専門性をもつ歯科衛生士の処置により、より安全で効果の高いホワイトニングが期待できます。
まとめ
今回は、ホワイトニングをすることのメリット、セルフホワイトニングと医療ホワイトニングの違いなどについてご紹介しました。医療ホワイトニングにもいくつか種類があるので、ご自身にあったものを選ぶことができます。
当院では歯科医院で受けていただくオフィスホワイトニングのほかにも、ご自宅で行うホームホワイトニング、両方を合わせたコンビネーションホワイトニングの取り扱いがございます。患者さんのライフスタイルやご希望によってお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。ご予約はお電話から承っております。