医院ブログ

2024.03.15更新

こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。

今回は、精密根管治療についてご紹介します。むし歯が進行して神経にまで達してしまったときなどに必要となるのが、根管治療です。根管治療とは、歯の中の神経を除去してから神経が入っていた場所の細菌をできるだけ除去し、薬を詰めて封をする治療です。普通の根管治療と精密根管治療では何が違うのでしょうか。

 

精密根管治療とは
精密根管治療は、歯科用CTやマイクロスコープを用いてより精確・精密に行うもので、自費診療の範囲になります。根管治療はご自身の歯を残して機能させるだけに、非常に大切な治療方法です。


保険診療と自費診療の違い
一般的な根管治療は保険診療の範囲内で行われますが、精密根管治療は自費診療となります。保険診療と自費診療の違いには、以下のようなことが挙げられます。

 

・治療にかかる費用が異なる
保険診療では、基本的に治療費の3割を患者様にご負担いただきます。ご負担率は年齢などにより異なることがあります。一方、自費診療では治療にかかる費用の10割をご負担いただくため、保険診療と比べるとやや高額になる傾向にあります。また、自費診療の治療費は一律に決められていません。医院やクリニックごとに治療費を設定できるので、同じような治療内容であっても価格が異なることがあります。

 

・治療内容が異なる
保険診療では、治療内容も決められています。したがって、全国どこのクリニックで受けても同じ金額で同じ治療が受けられるということになります。一方、自費診療では治療内容や治療方法に制限がありません。高度な技術を要する最新の治療方法なども、自費診療であれば行えます。

 

・使用できる材料が異なる
保険診療では治療に使用できる材料も決められています。一方、自費診療では使用できる材料に制限がありません。高額な材料や審美性の高い材料を用いるときなどは、自費診療が適用されます。

 

つまり、保険診療では「ある程度のレベルの最低限の治療を、全国一律の内容・価格で受けられる」ということになります。自費診療で使用する機器や材料は高額なものがほとんどで保険診療の財源である保険料では賄いきれないため、その分を患者様にご負担いただきますが、その分「精度の高い最高レベルの治療を受けられる」ということになります。

 

普通の根管治療と精密根管治療の違い
保険診療と自費診療の違いをご理解いただいた上で、保険診療での根管治療と、自費診療での精密根管治療にはどのような違いがあるのかをみていきましょう。

 

〇治療にかかる費用が違う
一般的な根管治療は、2,000~3,000円が一般的な相場です。一方、精密根管治療は、概ね80,000~200,000円と価格に幅があります。精密根管治療の場合は医院やクリニックごとに価格が設定されており、さらに前歯と奥歯で設定金額が異なるケースもあります。これは、前歯と奥歯で歯の根の本数が異なることに起因します。奥歯は根の本数が多いことに加え、根の形が複雑になっていることがよくあるので、根の中を徹底的に綺麗にするにはより精確・精密な治療が必要となります。

 

〇検査方法が違う
一般的な根管治療では、パノラマレントゲンもしくはデンタルレントゲンのみで検査と診断を行います。これらのレントゲンは保険診療の範囲内で行える検査であり、2次元の画像データとなります。精密根管治療では、3次元の画像データを撮影できる「歯科用CT」を使用して歯の根の本数や位置、顎の骨の状態、歯の近くの神経や血管の位置までをも詳細まで把握することができます。これにより、より精密で精確な診断と治療が可能となるのです。

 

 

〇通院回数が違う
保険診療では、1回あたりの治療にかけられる時間や処置内容が決められています。そのため、根管治療をするとなると通院回数が10回以上に及ぶことも珍しくありません。一方、自費診療の場合は1回の治療時間もある程度長く確保できます。そのため、精密根管治療の場合であっても2~3回の通院で済むケースもあります(通院回数は歯の状態や治療内容により個人差があります)。

 

〇使用できる機器・材料が違う
一般的な根管治療と精密根管治療では、治療に使用できる機器や材料も異なります。その代表例として挙げられるのが、「マイクロスコープ」です。マイクロスコープは1990年代ごろから脳外科などの領域で適用され始め、その後歯科治療への応用がなされてきた最新の医療機器です。歯の根の中は狭くて暗いので肉眼で見える範囲には限界がありますが、マイクロスコープであれば最大で20倍もの高い拡大率、かつ明るい状態で対象物を見ることができます。


 

また、一般的な根管治療では根の管の中を掻把するのに「リーマー」と呼ばれる器具を使用しますが、ステンレス製で硬いため歯の根の形によっては先端までしっかり器具が届かないこともあります。精密根管治療では、「ニッケルチタンファイル(Ni-Tiファイル)」という器具で根の中を掻把します。ニッケルチタンファイルは丈夫さと柔らかさを兼ね備えており、根の先端まで届いて感染部分を除去できます。そのほかにも、歯の根に詰める薬なども異なります。一般的な根管治療では「ガッタパーチャ」というゴム状の材料を用いますが、精密根管治療では細菌の繁殖を抑えながらも高い封鎖力をもつ「MTAセメント」などの材料を使用します。

 

まとめ
今回は、精密根管治療についてご紹介しました。一般的な根管治療と精密根管治療では成功率や再発率も異なるため、ご自身の歯を少しでも良い状態で残すための治療方法を選択することも大切です。

 

当院では、歯内療法専門医の北村和夫先生による高度な精密根管治療を行っております。
お口の中にお悩みのある方や、精密根管治療にご興味のある方は、まずはお気軽にご相談ください。
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