こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。
今回は、ダイレクトボンディングの寿命や、できるだけ長持ちさせるための方法についてご紹介します。ダイレクトボンディングは、いくつかの色味の歯科用プラスチックを直接歯に盛りつけて接着させ、天然歯のような自然な色調や形態を再現する治療です。自然で美しい仕上がりが特徴で多くの患者さんに選ばれていますが、ダイレクトボンディングも他の歯科治療と同様に経年的な変化が生じるため、正しいケアとメンテナンスが必要です。
ダイレクトボンディングの寿命とは?
ダイレクトボンディングは、一度治療をすれば必ずしも一生もつとは限りません。ある程度の耐久性はありますが時間の経過とともに少しずつ劣化が進むため、適切なケアが重要です。
また、硬いものを好んで食べる、日常的に歯ぎしりや食いしばりをしている、といったことがダイレクトボンディングの寿命を縮める原因となることもあります。
ダイレクトボンディングを長持ちさせるために大切なこと
ダイレクトボンディングの寿命を延ばすためには、治療後のセルフケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。以下に、それぞれのポイントを詳しくご紹介します。
○自宅でのセルフケア
毎日のセルフケアは、ダイレクトボンディングを良い状態に保つための基本です。特に注意したいのは、歯に付着するプラーク(歯垢)の除去です。プラークはむし歯や歯周病の原因となるだけでなく、ダイレクトボンディングの表面に着色や劣化を引き起こすことがあります。
・正しい歯磨き
毎日丁寧に歯磨きを行い、プラークをしっかり落とすことが大切です。力を入れすぎず、歯と歯茎の境目を意識して磨きましょう。
・補助清掃用具の活用
歯ブラシだけでは落としきれない歯間のプラークには、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのがおすすめです。また、奥歯や細かな箇所には毛束が一つになっているワンタフトブラシが有効です。
・着色しやすい飲食物を控える
コーヒー、紅茶、赤ワインなどの着色しやすい飲み物や食べ物を摂取した後は、こまめに口をゆすぐと着色を防ぐことができます。
○歯科医院でのメンテナンス
歯科医院での定期的なメンテナンスも、ダイレクトボンディングを長持ちさせるうえで非常に重要です。
・プロフェッショナルクリーニング
歯科医院では、セルフケアでは落としきれないプラークや歯石を専用の器具でしっかりと除去します。これによりむし歯や歯周病を防ぐだけでなく、ダイレクトボンディングの表面をきれいに保つことができます。
・接着剤の劣化チェック
ダイレクトボンディングの劣化は、材料そのものだけでなく接着剤の劣化による場合もあります。定期的に状態を確認しておくことで必要に応じて早期に再修復が可能となり、大きなトラブルを防げます。
・ツヤの再仕上げ
ダイレクトボンディングの表面が曇ってきた場合、歯科医院で再研磨を行うことで元のようなツヤを取り戻せることもあります。
まとめ
今回は、ダイレクトボンディングの寿命や長持ちさせる方法についてご紹介しました。ダイレクトボンディングは寿命があるものの、適切なセルフケアとメンテナンスで良い状態を保つことができます。
当院ではダイレクトボンディングのほかにも、セラミック治療、ラミネートべニアなどの取り扱いがございます。患者さんのライフスタイルやご希望によってお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。お電話にてご予約を承っております。