こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。
今回は、セラミックの寿命や耐久性、そしてできるだけ長持ちさせるためのケア方法についてご紹介します。
むし歯の治療や歯の見た目を改善する方法として人気が高い「セラミック治療」。白く自然な見た目が得られるだけでなく、金属を使わないためアレルギーの心配が少ないことから、多くの方が選ばれています。しかし、治療を検討されている患者さんからは「セラミックってどのくらい長持ちするの?」「高額だからすぐダメにならないか心配」といった声をよく耳にします。
セラミックの寿命はどのくらい?
セラミックの寿命は、一般的に7〜10年程度と言われています。ただし、これはあくまでも目安であり、日頃のケアや生活習慣、歯ぎしりなどの癖によって大きく変わります。実際には、10年以上問題なく使い続けている方も多く、丁寧にメンテナンスしていれば20年以上もつケースもあります。
セラミックの寿命を縮める原因
セラミック自体は変色や劣化がほとんどなく、とても安定した素材です。
しかし、寿命を縮めてしまう要因はいくつか存在します。
・むし歯や歯周病
セラミックそのものはむし歯になりませんが、土台となる歯はむし歯のリスクがあります。歯ぐきの腫れや歯周病によって支えが弱くなると、セラミックを長持ちさせることはできません。
・歯ぎしり・食いしばり
強い力が繰り返しかかると、セラミックが欠けたり割れたりする可能性があります。特に就寝中の歯ぎしりは無意識に強い力がかかるため注意が必要です。
セラミックを長持ちさせるために
では、セラミックをできるだけ長く快適に使うにはどんなケアが必要なのでしょうか?
セルフケア
・毎日の丁寧な歯磨き
セラミックは汚れがつきにくい素材ですが、歯と歯ぐきの境目にはプラークが残りやすく、土台の歯がむし歯や歯周病になりやすい部分です。硬い歯ブラシや強い力で磨くと、歯ぐきを傷つけて逆効果になることもあります。
・デンタルフロス・歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落としきれません。デンタルフロスや歯間ブラシを習慣にすることで、セラミック周囲の清潔を保ち、むし歯や歯周病のリスクを下げられます。特にブリッジの場合、歯間ブラシは欠かせません。毎日のケアに取り入れることで、セラミックの寿命を延ばすことができます。
歯科医院でできるプロケア
セルフケアに加えて、歯科医院でのメンテナンスも欠かせません。
・定期検診とクリーニング
3〜6か月ごとの健診で、歯やセラミックの状態をチェックしてもらいましょう。
日頃のセルフケアが正しく行えているか、歯科衛生士と確認していきましょう。
また、歯石除去や専用の器具によるクリーニングで、家庭では落とせない汚れも取り除けます。
まとめ
セラミックは、正しく使えば10年以上長持ちする優れた素材です。ただし「入れたら終わり」ではなく、日々の丁寧なセルフケアと、定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。歯ぎしり対策やフロスの使用など、ちょっとした習慣を取り入れるだけで寿命は大きく変わります。当院では、患者さんお一人おひとりのお悩みやご希望に合わせて、治療計画をご提案しています。どこから始めたらいいか迷っている方も、お気軽にご相談ください。お電話にてご予約を承っております。