インビザラインのマウスピースを長持ちさせる!正しい洗浄・取り扱い・保管法
2025.12.15更新
こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。
今回は、インビザラインのマウスピースを長持ちさせるための正しいお手入れ方法や注意点についてご紹介します。
インビザラインは、透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていく矯正治療方法です。見た目が自然で、食事や歯みがきの際に取り外せる点が大きな魅力ですが、その分マウスピースの日々の取り扱い方がとても重要になります。
毎日の洗浄は必須!正しい洗い方を知ろう
インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上装着します。長時間口の中にあるため、唾液や食べかす、細菌が付着しやすく、放置すると白く濁ったり、嫌なニオイがしたりします。そのため、毎日の洗浄が欠かせません。
基本は、食事や歯みがきの際にマウスピースを取り外したタイミングで、すぐ水洗いをするのが理想です。ぬるま湯を使い、歯ブラシでやさしくこすりながら汚れを落とします。熱湯は絶対に使わないようにしましょう。熱によってマウスピースが変形し、歯に合わなくなる恐れがあります。
ただし、硬いブラシや研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないでください。マウスピースの表面に細かな傷がつくと、そこから汚れが入り込み、黄ばみや細菌繁殖の原因になります。マウスピース専用の洗浄剤を使うと、除菌・消臭効果が高まり、より清潔に保つことができます。手軽に高い洗浄効果を得られるので、ぜひ使うようにしましょう。
装着・取り外しのときの注意点
インビザラインのマウスピースはとても薄いため、無理な力を加えると破損してしまうことがあります。装着や取り外しの際には、正しい方法で丁寧に扱うことが大切です。
また、マウスピースを外す前には、必ず手を石けんで洗うことも大切です。清潔な手で扱わないと、マウスピースに雑菌が付着して口の中に入ってしまうことがあります。特に外出先では、清潔なティッシュやハンカチを用意しておくと安心です。
食事のときは必ず外すこと
インビザラインは、食事や飲み物を摂るときには外すように設計されています。そのまま食事をすると、マウスピースに圧力がかかって破損するほか、食べかすが内部に入り込んで衛生状態が悪化します。また、コーヒーや紅茶、ワインなど色の濃い飲み物は、マウスピースを着色させてしまいます。
食事の前にはマウスピースを外し、外した後は軽く水で洗ってケースに入れておきましょう。食後は歯みがきをしてから再装着することが大切です。歯みがきをせずに装着してしまうと、歯垢が閉じ込められ、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
保管の仕方にも注意しよう
外したマウスピースをそのまま机などに置いてしまう方もいますが、これは絶対に避けましょう。マウスピースは軽いため、落としたり紛失したりしやすく、また空気中のホコリや細菌が付着します。保管時は必ず専用ケースに入れることが基本です。ケースは通気性がよく、マウスピースを衛生的に保てるように設計されています。使用後は水洗いして乾かし、清潔な状態をキープしましょう。
また、直射日光や高温になる場所(夏の車内や、冬場はヒーターの近くなど)に放置するのも避けてください。インビザラインは熱に弱く、変形してしまうと正しい矯正効果が得られなくなります。長期間使用しない場合でも、乾燥した状態でケースに保管し、湿ったまま入れっぱなしにしないよう注意しましょう。湿気は細菌繁殖の原因になります。
まとめ
インビザラインのマウスピースは、毎日の正しいお手入れで長持ちさせることができます。ぬるま湯での洗浄、専用洗浄剤の活用、清潔な手での取り扱い、そして専用ケースでの保管を徹底することが、快適な矯正治療への第一歩です。日々の小さなケアを積み重ねて、美しい歯並びと清潔な口元を目指しましょう。
インビザライン矯正にご興味がある方は、お気軽にご相談ください。お電話にてご予約を承っております。













