ホワイトニング後に気をつけたい食べ物や飲み物
2025.04.15更新
こんにちは。
立川市のくどう歯科クリニックです。
今回は、ホワイトニング後に気をつけたい食べ物や飲み物についてご紹介します。
歯を白くするホワイトニングは、笑顔に自信を持ちたい方や美しい歯を保ちたい方にとって魅力的な選択肢です。しかし、ホワイトニング直後は歯の表面が一時的にデリケートなため、特定の食べ物や飲み物を避けることが、ホワイトニング効果を長持ちさせる鍵となります。
なぜホワイトニング後は食べ物や飲み物に注意が必要?
ホワイトニングでは、歯に専用の薬剤を使用してエナメル質に染み込んだ色素を分解し、歯を白くします。施術後はエナメル質が一時的に「脱灰」と呼ばれる状態になり、色素を吸収しやすくなるのです。この期間に色の濃い食べ物や飲み物を摂取すると、着色しやすくなり、せっかくのホワイトニング効果が薄れてしまう可能性があります。
また、ホワイトニング後は歯が敏感になることがあり、刺激の強い物は知覚過敏を悪化させることもあります。ホワイトニング後の48時間が特に大切な期間ですので、この間の食生活には細心の注意を払いましょう。
ホワイトニング後に控えたほうが良いもの
●色の濃い食品
色素が濃い食品は、ホワイトニング直後の歯に着色する可能性があります。この色素にもいくつか種類があり、カロテノイド系(オレンジ色や赤色を持つ天然色素)、アントシアニン系(紫色や赤紫色を持つ水溶性の天然色素)、メイラード反応による色素(加熱によって糖とアミノ酸が反応して生成される褐色の色素)など、さまざまです。以下の食品は避けるか控えるのがおすすめです。
・カレー
・醤油やソースを多く使った料理
・トマトソースやケチャップ
・チョコレート
・ベリー系の果物(ブルーベリー、ブラックベリーなど)
●色素の強い飲み物
飲み物にも注意が必要です。以下のような飲み物に含まれるタンニンは茶色や赤褐色の成分で、渋みのもととなるポリフェノールの一種です。歯のエナメル質や象牙質に結合しやすく、色素沈着の原因となります。
・コーヒーや紅茶(特にブラック)
・赤ワイン
・緑茶やウーロン茶
・炭酸飲料(コーラなど)
・ジュース類(特に濃いオレンジジュースやグレープジュース)
●酸性の食品や飲み物
酸性の食品や飲み物は、歯を一時的に弱くする可能性があります。ホワイトニング直後の歯は特にデリケートなので、気をつけましょう。
・柑橘類(レモン、グレープフルーツなど)
・酢を使った料理やドレッシング
・炭酸飲料
ホワイトニング後におすすめの食品や飲み物
ホワイトニング効果を維持するためには、以下の食品や飲み物を選ぶのがおすすめです。色が薄く、刺激が少ないものが基本的な選択肢となります。
●白い食品
・白米
・パン(チョコやカレーを含まないもの)
・鶏肉(蒸し鶏など)
・白身魚
●色の薄い野菜や果物
・大根やキャベツ
・カリフラワー
・リンゴやバナナ(着色しにくい果物)
●水や透明な飲み物
・水(常温がおすすめ)
・透明な炭酸水(無糖)
・牛乳(砂糖を含まないもの)
ホワイトニング後に気をつける期間
ホワイトニング直後の48時間が最も重要な期間ですが、その後も色の濃い飲食物を控えることで、白さをより長く維持することができます。普段の食生活でコーヒーや紅茶をよく飲む方は、飲んだ後すぐにうがいをしたり歯を磨いたりすることで、着色を予防することができるでしょう。
ホワイトニング効果を長持ちさせるために
ホワイトニングの白さを保つためには、以下の習慣を取り入れることが重要です。
●定期的な歯のクリーニング
歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることで、着色汚れを防ぐことができます。
●ホワイトニング用の歯磨き粉を使用
自宅でのケアにホワイトニング効果のある歯磨き粉を使うことで、着色を防ぎ、白さを維持できます。
●喫煙を控える
タバコは歯の着色の大きな原因となるため、ホワイトニング後はできるだけ控えましょう。
まとめ
ホワイトニングは歯を白く美しくする処置として人気がありますが、その効果を長持ちさせるにはアフターケアが欠かせません。特に、ホワイトニング直後の48時間は「色の濃い食べ物や飲み物」「酸性のもの」を避け、歯の健康を守る食生活を心がけましょう。
当院では、ホワイトニング後のケアについても丁寧にアドバイスを行っています。分からないことやご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。お電話にてご予約を承っております。